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ちはやふる

「ちはやふる」(小学生時代)あらすじ・登場人物まとめ~かるたを始めるきっかけ~ネタバレあり

投稿日:1月 8, 2018 更新日:

 

ちはやふるとは

「ハルコイ」や「エデンの花」などの作品で知られる福岡県出身の漫画家

末次 由紀(すえつぐ ゆき)によって『競技かるた』を題材に描かれる、

『競技かるた』に没頭し青春を注ぐ少女を主人公とした少女漫画。

 

講談社コミックスBE・LOVEに2007年から掲載されており、現在も連載中。

2011年にはアニメ化、2016年には実写映画化もされ、不動の人気を誇る。

 

少女漫画にありがちな恋愛ストーリーというよりは、

どちらかと言うとスポ根漫画!

女性のみならず男性読者のファンも多い。

2009年には漫画大賞受賞。

2017年1月現在、単行本は33巻まで発行されている。

 

 

 

そもそも競技かるたとは?

この『ちはやふる』という漫画が発行される前、世間ではどれくらいの人が『競技かるた』の存在を知っていただろうか。

 

 

競技かるたは社団法人全日本かるた協会が定めた規則に従い、小倉百人一首を用いて行う競技で、「畳の上の格闘技」とも形容されるほど、高度な瞬発力・記憶力・精神力が必要とされる一種のスポーツである。

 

※今後はすべて『かるた』という表現で統一する。

百人一首の札を使うので、一般的に正月などで嗜む『子どもかるた』とは違うことを認識してほしい。

 

 

 

 

綾瀬 千早 あやせ ちはや

*画像出典:Naverまとめ

ちはやふるの主人公。せっかくの美人なのに、「動いたりしゃべったりすると台無し」と噂される無駄美人

誕生日は6月1日。血液型はB型。

身長167センチ(高校入学当時)。 髪はサラサラのストレート

スカートの下にジャージをはき、椅子の上に豪快に立ち「かるた部員募集」のチラシを掲示板に張る姿といったら、まぁ逆に気持ちのいい位のガサツっぷり。

 

 

 

 

千早(小学6年生時代)

*画像出典:www.ntv.co.jp

髪の毛はショートカット。

スカートをはく女の子とはほど遠く、見るからにおてんばで男勝り。

とにかくお姉ちゃんが大好きで、小学校のころの夢は「お姉ちゃんがいつか日本一になること」

思ったらすぐに口に出してしまう、正直で気持ちが良いほどハッキリとした性格。

悪気がないのもみんな分かっているためとても好かれている。

まっすぐで友達思い。

 

 

 

 

真島 太一 ましま たいち

*画像出典:名言格言.NET

とにかく秀才。というのも、かなりの努力家。

誕生日は4月2日。血液型はA型。

身長172センチ(高校入学当時)。のちに「まつげくん」とネーミングが付くほどまつげが長くバサバサの中性的イケメン。

他校に彼女がいる。

 

 

太一(小学6年生時代)

*画像出典:ブログのトップへ

母親がかなりの教育ママで、何事も1番しか許さず、負け戦はさせない主義。

小学生の頃は、クラスのガキ大将的な存在で、クラス全体に影響を与えることができるくらいのリーダー。

秀才振りも周りから認められ、天狗状態になっているが、千早には一目置いていて嫌われたくない。

実は自分をしっかり持っている。

 

 

 

綿谷 新 わたや あらた

*画像出典:あにZねす

福井県出身。

誕生日は12月1日。血液型O型。

身長は173センチ。

特技は、小倉百人一首競技かるた。

競技かるたの永世名人の祖父を持つ。

小学校からの夢は「かるたで名人になること」

 

 

 

新(小学6年生時代)

*画像出典:Naverまとめ

福井県から千早、太一のクラスに転校して来た。

福井弁を馬鹿にするクラスメイトもいたため、教室ではほとんど話さず物静か。

 

福井にいた頃は地元でもかるたは盛んで、学年別の全国大会でも毎年優勝するほどの実力の持ち主である。

遺伝的に視力が悪く、のちに「メガネくん」とネーミングがつく場面も。

 

 

 

本編

*画像出典:Hulu

 

物語は、

漫画では千早がクイーンの座をかけて競う場面、

アニメでは、メインである登場人物が高校生のスタートを迎えたところから始まりまるのだが、

回想という形になるため、

まずは、「なぜ、千早・太一が『競技かるた』を始めることになったのか」からのストーリーを。

 

主人公である 綾瀬 千早が、『小倉百人一首競技かるた』という意外な特技を持つ、福井からの転校生 綿谷 新に出会ったのは、小学6年生の時。

そして、千早には同級生の真島 太一というクラスメイトがいる。

 

 

転校生あるあるかもしれないが、はクラスでも少し浮いている状態。

そんなは時々、新聞配達を手伝っていた。

その配達範囲に千早の自宅も入っており、姉が載っている新聞を早朝から待つ千早に遭遇。

 

 

 

しかし千早は新聞のことに夢中で、お礼は告げるものの、には気付いたんだか、気付かなかったんだか。

には無反応のまま新聞を握りしめ急いで自宅の中へ。

 

 

 

学校のホームルームで

3人が通う学校では毎年かるた大会が行われており、「百人一首の暗記」が課題でシールを集めるようになっている。

その日の朝、ホームルームで先生から、課題である「百人一首の暗記テスト」をクリアした生徒が2人いることが報告される。

 

1人はクラスメイトも認めるほど秀才である太一

そしてもう1人は、転校生のだった。しかもは百首一気に暗唱したと先生から大絶賛。

 

千早はこのタイミングで、何故か、今日の新聞を配達してくれたのがだったということに気付く。

 

そして躊躇なく

 

「綿谷君今日新聞配達してたでしょ!すごいね!!!」

 

と無邪気に褒める。

 

千早からしてみたら純粋に尊敬という意味合いで褒め称えた感じなのだが・・・

 

 

下校時

千早は下校途中、を呼び止める。

会話はあまりないものの、少しではあるが千早の距離が近づく。

多分この時千早は新聞配達暴露の件を謝ろうとしていたんだと思う…が、太一の乱入により言いそびれる。

 

 

千早の接近が気に入らず、対抗心からか太一は下校時、雨の中を突き飛ばし意地悪をする。

 

それに対してをかばう千早に、太一は2人を「明日からハブ(仲間外れ)にする」と宣言し、千早をも雨の中突き飛ばし、走り去っていく。

 

 

新の自宅

 

ずぶ濡れの2人はの住むアパートで服を乾かし温まる。

その時は、なぜ今朝早くに千早が新聞を待っていたのかを聞く。

 

 

芸能界での活躍を志している、綺麗で大好きな姉が載っている新聞を待っていたことを告げ、

「自分の夢はお姉ちゃんがいつか日本一になるのこと」

と、嬉しそうにに話した。

 

しかし、新から返ってきた言葉は

 

「ほんなのは夢とは言わんよ。」

「自分のことでないと、夢にしたらあかん。のっかたらダメや。」

この言葉に少し動揺。。しかも小学6年生でこの発言するのか!!!と私は衝撃。

 

この言葉を聞いて、

「じゃぁ、綿谷君には自分の夢はあるの?」

とムキになり聞く千早

 

 

すると無言で立ち上がり、たんすから百人一首を取り出す

 

「百人一首じゃん」と、ただ何んとなく突っ込む千早に、

百人一首の存在を知っていることに嬉しさを感じ活き活きし始める

 

一瞬にして目の色が変わる(笑)

 

 

の勢いに押され百人一首をすることに。

 

 

がかるたを見つめる目に、千早は一瞬空気が変わるのを感じた。

そして、テープの再生が始まり、一首目が詠まれ始めた瞬間、勢いよく振り払われた札が襖へと突き刺さる。

 

夢中になって札を取るに、千早は衝撃を受ける。

 

千早は自分の思うかるたの概念を覆されると同時に、悔しさと、一枚だけでもから取りたいと闘志を燃やしはじめる。

 

千早は必死で食らいつき、から唯一1枚だけ札を取ることができて大喜び!!!

 

テープを聞きながら、ずっと1人でかるたをやっていたにとっても、本当に楽しい時間になっていた。

 

そしてここで新の言葉により、のちに千早の得意札となる一首と出会う。

ちはやぶる かみよもきかず たつたがわ

からくれないに みずくくるとは

「ちはやっていい名前やね」

上の句が[ちはやふる]で始まる札を「綾瀬さんの札や」と千早の前に差し出す。

 

 

ちはやで取れる札だから、もうこの札はちはやに見える。」

 

 

「おれの目はそうなってるんや」と

は自分にはかるたの札がどう見えるかという見方を千早に伝えたのだった。

 

これがのちに出てくる『かるたの目』というもの

 

 

かるたは難しく外国ではまだあんまりやられてない。

つまり日本で1番になるってことは、世界で1番になるっていうこと。

 

「かるたで名人になるのがおれの夢や」

と夢を真剣に語る

 

千早の情熱を知る。

 

 

翌日学校にて

 

千早と仲良くすることが気に入らない太一は、クラス全体で2人を除け者にする。

 

と仲良くするのをやめれば、はぶり(除け者扱い)を解除してやってもいいと言う太一に、

千早は自分ではなくの解除をさらっと頼む。

 

 

そのことに腹を立て、

「何故、何にも良いところがないあいつの肩を持つのか」

 

とムキになり、引っ込みもつかなくなった太一千早は言い合いに。

 

「良いところあるよ!」

「綿谷君、かるただったらクラスの誰にも負けないよ!」

 

と、尊敬もふまえた口調で言い返す千早

 

 

自分のことで言い合いをしている2人の仲裁に入ろうとしたは、千早のその言葉を聞き、自信を持つ

 

「1枚も取らせんよ」

 

としっかりとした声で、太一はじめクラスメイトに宣言する。

 

 

1枚でも取られたら卒業まではぶられるという何ともめちゃくちゃな小学生らしい賭けだが、

太一は、学校恒例の百人一首かるた大会で勝負をすることになった。

 

 

 

 

かるた大会当日

 

かるた大会当日。

学年別に行われ、一対一でのトーナメント試合。

クラスメイトも総出で太一を応援。

順調に勝ち進める太一

 

の実力を知らない太一は、鼻高々に千早のもとへ行き茶化すも、

「見てればわかる」と動じずを見つめる千早

 

 

の試合が始まり、上の句が詠まれ始めた瞬間!!!!!!!!

 

何が起こったんだ!? もはや一瞬時が止まったのではないか?!

くらいの、大人をも圧倒させるの札の取り方!!!

 

会場も騒然。

一瞬にしてクラスメイト達もの凄さを目の当たりにし、太一が勝てるかどうか心配する声も出始める。

 

 

休憩中、恐れをなしたか太一のメガネを盗んでしまうのだ。

 

しかし序盤、ほとんど札の文字が見えていないにもかかわらず、はしっかりと札をとっていく。

 

なぜ取れるかというと・・・

は最初に置いた札の配置を覚えていたから。

 

それに気が付いた太一は、札の位置をずらし、変えていく。

どこまでも卑怯なやつだな。。

 

 

そのため、メガネがなく裸眼0.03の目が見えないは、札を取り間違える。

 

見かねた千早は、メガネを今一度探しに行くも会場に戻り、メガネがないため力を発揮出来ず、思うように札が取れないの代わりに、

『私はのかるた一番弟子だ』と言って先生に交代を求める。

千早は綿谷君と呼んでいる

 

対戦相手の太一もそれを認め、千早太一の勝負に。

 

ほとんどの句をまだ覚えていない千早は、

の自宅でと対戦した時、自分は、上の句の最初の何文字だけを聞いて飛び出す準備をしていたと思い出し、

まずはそのスタイルで攻めることと、太一が反応した札の位置を何枚かまとめてぶっ飛ばすという手法に出る。

何枚かの札をまとめて払い出す手法は、あたり札が競技線の外に出ていれば、ルール的には何の問題もない。

 

 

反射神経の良い千早太一の動きに集中し、必死に食らいついていって最後の一枚を取れば勝利というとことまで来る。

 

が、しかし残り札は知らない句ばかり・・・

 

と、念入りに見ていたら・・・千早の札だと言った句の札が!!!

 

千早にもその札が

『からくれないにみずくくるとは』=『ちはやと見え、

かるたの目とはこれか!と知る。

 

 

勝負は千早の勝利。

 

 

勝ったという喜びや勝ち負けというよりも、太一との勝負がすっごく楽しかったと嬉しそうに話す千早

かるたって楽しいと心の底から感じた千早だった。

 

 

 

放課後

かるた大会で優勝しても、誰も褒めてくれないと少ししょげる千早と、女の子に負けるなんてありえないと母親に叱られ、モヤモヤとしている太一が廊下で遭遇。

2人で会話をしつつも千早が何かの音に気付く。

 

その音を辿ると、誰もいなくなった教室で、札がなくてもかるたの札を想定して一所懸命素振りをするの姿が。

 

その姿を見て、におもいっきりかるたをやらせてあげたいと思った千早は、裏山にまでメガネを捜しに行くと勢いよく飛び出していく。

 

もう探さなくてもいいとドアに顔をぶつけてまで追いかけようとしたに、

太一は躊躇いがちにメガネを返す。

 

一度は言い訳しつつも、結局自分が取ったことを打ち明ける。

 

 

そして、千早には黙ってていてほしい、知られたくないと泣きながらに頼むのだ。

 

 

は「卑怯なやつだな」と太一に言葉を浴びせるも、千早に知られたくない気持ちはわかると太一を受け入れる。

 

 

「太一は心はせまいけどそんなひどいやつではない」

千早が大会の最中に言った言葉や

「正々堂々と戦って負けてカッコ悪いなんてあるかぁああ!」

という千早が太一に言い放ったこの言葉がきっと太一の心に強い影響を残したのだと感じる。

 

 

裏山へ

太一は2人で千早を探しに裏山へ。

カラスが取ったのかもしれないと木にまで登り捜す千早に2人は「メガネ見つかったぞーーー」と大声で千早の名前を呼ぶ。

 

もこの時から千早綾瀬さんではなく千早と呼び始める。

 

 

 

ここから千早・新・太一3人の友情・絆が生まれる。

 

 

いかがでしたか?
ちはやふるは幼少期を知っているともっと楽しく読めるかもしれませんね。
回想シーンが多いし、もう一度見直す人も多いみたいです。
ここから千早と太一と新の物語が、カルタを通じてどのように変化していくのか目が離せませんね!

 

-ちはやふる

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