漫画家画力ランキング20位~11位はこちらから
日本で今評価の高い漫画家TOP10の発表!
画力ランク10位 大友克洋
*画像出典:「バベルの塔」展
漫画家というよりも画家というのがしっくりくるほど芸術性の高い画を描きます。
「AKIRA」などの人気作品の作者で、日本でも海外でも高い評価を得ている人気漫画家です。
日本漫画協会賞優秀賞や、講談社漫画賞など数々の賞を受賞しており、写実的な作風が評価されています。
圧倒的なスケールで描く創造性豊かな作品は、漫画の中に溶け込むと読者の想像を膨らませてくれますね。
大友克洋の作品は実在しないものでも世界のどこかにあると思わせるくらいリアルでデザイン性も優れています。
高い画力が評判を呼び、2012年には漫画家の中でも世界最大規模と言われる原画展を開催しました。
東日本大震災の復興支援で行われているという背景もあって、大きな話題となりましたね。
画力ランク9位 佐伯俊
*画像出典:アマゾン
食戟のソーマの作者。まだ若い漫画家ですが、画力にはかなりの定評のある作家です。
何といっても特筆すべきは、料理の画。
一部は実際に撮影したものを加工しているとは思いますが、もちろん全てがそうではなさそうです。
描いた料理の画は、ホンモノと言っても良いくらいで、上の画像のように動物やその他の背景、風景などもとてもナチュラルに描き上げます。
美少女の絵も上手くて、ソーマ以外の作品では成人向けの作品も多数あるものの、実力は他の漫画家も認めているようです。
ジャンプでは描きおろしなども掲載されていましたが、物凄い画力でした。
是非、検索してみてくださいね。
画力ランク8位 森田まさのり
*画像出典:TBSラジオ
北斗の拳の作者である原哲夫のアシスタントを務めていた森田まさのり。
ろくでなしブルースやRookiesの作者であり、手塚賞佳作に入賞したデビュー当時から高い画力で注目されていた漫画家です。
原哲夫や北条司に影響されたタッチですが、デビュー前は手塚治虫や藤子不二雄の作風で漫画を描いていたそう。
作中では実際に存在する有名人をモチーフにキャラ設定することもあり、似顔絵は非常にそっくりに仕上げています。
また、キャラクターの表情や体の動きなど動的な部分も見事に画に再現しており、それだけでなく風景や動物なども高い画力で表現しています。
シーンによって使い分ける作風を見ると、持って生まれた絵のセンスが人一倍ありそうですね。
画力ランク7位 天野こずえ
*画像出典:オレ的ゲーム速報@刃
「ARIA」や「浪漫倶楽部」などの作者である少女漫画の漫画家。
天野梢は現在の平仮名表記の以前のペンネームです。
ビッグルーキー大賞を受賞してデビューした天才で、少女漫画の中でも最も絵が上手い漫画家と評されています。
画像のように風景画はずば抜けて高い画力を誇っていますが、キャラクターの表情などもシーンに合わせて見事に表現。
表現力が芸術の域に達しているとも言われていて、ツイッターや掲示板などでも高い画力でファンを賑わしています。
少女漫画の作家さんではあるものの、作中の高い芸術性を見ると何でも描けちゃうように思えますね。
画力ランク6位 小畑健
*画像出典:Twitter
「ヒカルの碁」や「DEATH NOTE」などの作者で、イラストレーターとしても活躍する漫画界のヒットメーカー。
高校生にしてデビューした天才でありながら、今なお高い画力が進化し続けていると言われています。
次原隆二やにわまことのアシスタントを務めて、少年ジャンプで連載を開始(当時は土方 茂というペンネームでした)。
ヒカルの碁がヒットすると、DEATH NOTE、バクマンでもヒットし、全てTVアニメ化しています。
画力に関しては高校生の頃から「めちゃくちゃ絵が上手い」と言われていたそうで、漫画ファンの間で画力の高い漫画家という認識は定着しています。
存在しないキャラクターを創造するイメージ力も漫画家の中でも突出した存在です。
画力ランク5位 坂本眞一
*画像出典:アマゾン
タルルート君の作家で有名な江川達也を師匠に持つ天才漫画家。
H S賞で入賞した「キース‼」でデビューし、写実的な男性の描写を得意とした漫画家です。
「孤高の人」や「イノサン」などの代表作では、一コマ一コマが圧倒的な描写力で描かれています。
連載をしながら細かなタッチも惜しみなく描き続けているので、相当な労力を毎回費やしていると思われますが、もはや漫画というよりもストーリーのある芸術という概念が正しいかもしれません。
キャラクターも漫画っぽくなくて、常にリアル。
それでありながら、画がごちゃごちゃすることなくすべての描写が美しいんですよねぇ。
漫画の域を超えた芸術を常に描き続ける天才です。
画力ランク4位 村田雄介
*画像出典:情報発信部屋303号室
12歳の頃に「ロックマン」に応募して佳作で入選したワンパンマンの作者。
ホップステップ賞や赤塚賞など入選経験もあり、高い画力は以前から注目されていました。
ワンパンマンでは漫画キャラが多数いる中、リアルな描写のキャラも複数いて、キャラクターの描写の使い分けも見事。
画像のようにスパイダーマンの絵も、臨場感とか距離感、細部における細かな動きなども凄く美しく描き上げることができます。
ジャンプでは画風の違う他の作家の作品も再現していて、どんな画でも描けることでファンの間では有名です。
キャラの表情、動きなどの演出もリアルに再現する今後も注目の漫画家の一人ですね。
画力ランク3位 鳥山明
*画像出典:Pinterest
日本が誇るキャラクター作りの天才。
好きな漫画1位を獲得したドラゴンボールの作者であり、大ヒットRPGゲーム「ドラゴンクエスト」のキャラの作者。
実在しない人物やキャラクターを日本で一番上手に描ける人だと言われています。
表情や動きの再現も素晴らしく読み手に伝わる描き方をしますね。
覚醒した強さを誇るスーパーサイヤ人のように、表現力も圧倒的なセンスを持っていて文字や台詞なしでも伝わる漫画も描けそうです。
もちろんキャラクターだけではなく、風景や物の描写も漫画家の中でも上位の画力を持っています。
ちなみに、鳥山明はアシスタントを使わないことでも有名ですね。
ワンピースの作者である尾田栄一郎も、鳥山明の影響を受けているそうです。
画力ランク2位 大暮維人
*画像出典:chikumado.com
23歳まで画材屋でサラリーマンをしていましたが、パチンコでつくった借金を返済するために賞金目当てで漫画誌に応募したことでデビュー。
漫画家になったきっかけはちょっと変わっていますが、大暮維人の画力はデビュー当時から突出していたそうです。
アニメ化された代表作「エアギア」だけでなく、どの作品も圧倒的な画力で話題になっています。
とにかく大暮維人の画は上の画像のように臨場感が凄い。人や物の動きだけでなく、背景なども綺麗な画を描いています。
こんなに繊細な画であるにもかかわらず、描き上げるスピードもかなり速いそうですね。
創造力も他の漫画家にないほどのものを持っていて、漫画家画力ランキングでは常に名前が挙がる作家のひとりです。
画力ランク1位 井上雄彦
*画像出典:日経アーキテクチュア – 日経BP社
スラムダンク、バガボンドの作者で日本を代表する漫画家のひとり。
画力が高すぎて人物画がもはや漫画の領域を逸脱していると言えます。
風景などの静止画も段違いに上手く、スラムダンクで表現した体の動きなどもリアルに近いものを描けます。
バガボンドでは宮本武蔵を描いていますが、戦いのシーンなども写真のようにリアルです。
漫画の賞も多くの賞を受賞していて、画力だけでなくストーリーの創造力も天才です。
シティーハンターの作者・北条司のアシスタントを務めており、そこで漫画の基本的な技術を身につけたそうですが、歳をとるごとに絵が上手くなっていっている気がしますよね。
上手すぎてこれ以上上手い画は描けないくらいでしょうが。
2015年には水墨画タッチ巨大屏風が話題になりましたが、日本では歴史的な画家として名前が残る人物かもしれませんね。